ベトナムの製造業で転職を成功させるために覚えておきたいこと

ベトナムの製造業は、中国の物価上昇と外資系企業への冷遇からチャイナプラスワンと言われ、中国から近隣の東南アジア諸国へ製造業の拠点が移ってきたことにより、日系企業をはじめとして多くの外資系企業が進出をしています。
この流れは、一度止まったかのように思われましたが、タイの不景気、カンボジアの交通の便の悪さなどから、また加速しているように思われます。
製造業のベトナム進出はまだまだ増えると見込まれており、また新しい工業団地の建設や自治体などによる誘致活動が行われています。
将来的に見てもベトナムにおける製造業の雇用は技術者を含めて増えていくことが予想されています。

ベトナムの製造業で転職を成功させるために覚えておきたいことをまとめました。

その1、年齢について
ベトナムの製造業にて募集される年齢は日本で俗に言われる35歳までということはほとんどありません。”ほとんど”といった理由は、技術職希望で未経験となると、やはり35歳までとなります。しかし、未経験でなければ、年齢はあまり気にする必要はありません。また技術職(特に金型関連やインジェクションモールド・プラスチック成型)は、日本で定年を迎えてからでも転職することは可能です。給料は気にせず手当程度でも良いとされる方なら、技術指導というポジションで70歳を越えている方がおられます。

その2、未経験からの転職
未経験からの転職の場合は、日本でもらっていた給料よりも下がることは確実です。こればかりは避けられません。日本よりも物価の低い東南アジア地域(ベトナムやタイ、カンボジアなど)での転職は、経験者であっても給料が下がることが多いですので、未経験となると下がるという覚悟はしておいてください。
しかし、ベトナムは物価が低いので、奥さんや家族が居ない場合ですと夜遊びだけしなければ1ヶ月1500ドル(未経験で日本人の場合、給料相場は1500ドルスタートが多い)で家賃・生活費・光熱費などを払っても月に300ドル以上を貯金することが可能です。特に大手の製造業に入社すれば、ランチは工場内の食堂で済ますことが出来るため、貯金額はもっと増えると考えられます。

その3、未経験職種への転職
製造業の経験があっても、未経験職種への転職をする場合、年齢が高くなければ採用される可能性は高いです。年齢が50歳を越えてくると、新しいことを覚えることや作業上体力的に難しいと採用をしてくれる企業様が考えられることが多いため、未経験職種への転職は50歳までだと思います。ただ営業や事務方の仕事に関しては、会社方針次第で採用されることがあります。

その4、収入アップを期待した転職
製造業において収入アップを期待して転職する場合、最低条件として希望転職職種の経験があることです。
しかし、製造業において日本からベトナムへの転職は、引き抜きやヘッドハンティングを除くと収入アップをさせるのは難しいです。それは、先述の通りベトナムは日本よりも物価が安いことが理由としてあげられます。
ただタイやカンボジアなどの東南アジアからベトナムの製造業へ転職をする場合は収入アップが期待できます。理由として、同じ東南アジアではシンガポールを除けば物価の違いは大きくないことがあります。

その5、役職を上げるための転職
東南アジアの中ではベトナムは好景気な国の一つです。また日本人というだけで管理職になれる国でもあります。そのため、役職を上げるための転職を成功させるには向いている国だと言えます。ただ、日本から直接ベトナムへの転職で役職を上げるとなると、とても大きな苦労が必要なことは覚悟しておいてください。日本でも、転職時に役職を上げると前職よりも大きな期待やプレッシャーがかかります。これが、海外、ベトナムになると、下についてくるのがベトナム人になりますので、日本人とは生活習慣や考え方、言語などが違うので大変です。そのため、ベトナム人の出勤管理や技術指導のポジションであれば良いですが、そうでない場合は覚悟を決めてからの方が良いです。

その6、外資系企業への転職
外資系企業への転職は日系企業と比べて語学というハードルがあります。日系製造業の場合、事務方でない限り英語やベトナム語を必要としません。しかし、外資系となると、英語が最低限必須です。また文化や価値観、仕事のやり方などが違うため、中高年から外資系企業への転職ですととても大変だと思います。しかし、語学力に自信がある20代・30代であれば、日本とは違う環境でいろんなことを吸収できるので凄いチャンスだと思います。

その7、転職回数
ベトナムにある日系企業の場合、転職回数が多いと嫌われがちです。毎回の転職した理由を聞かれます。しかし、面接時に転職ごとの理由が明確に説明することが出来れば、クリアになるケースもあります。ただ書類段階で落とされることもあります。

その8、転職サイト・転職エージェントの見つけ方
ベトナムにおける製造業への転職の場合、経験者と未経験者では新しい就職先を探す方法は大きく異なってきます。未経験の場合は、転職サイトなどで”未経験可”という求人情報を見つけ直接応募すれば良いですが、経験者の場合は違ってきます。経験者の場合は、会社によって経験出来ることが違ってきます。転職サイトで運良く同業他社の同じポジションを見つけることが出来ればスムーズに転職が出来ますが、正直そんなにスムーズにいきません。
そこで役に立つのが転職エージェントです。日本国内の転職であれば大手の名の知れたエージェント会社に任せれば良いのですが、日本で有名なエージェント会社の多くはベトナムではまだまだ無名か小さいところが多いです。それは、進出してきてまだ2、3年というところばかりです。
製造業の求人担当者は、10年前後前からベトナムに来ている人が多く、日本では無名でもベトナムに古くからある人材紹介会社やエージェント会社の方が関係を築いてます。互いに良く知っていることから、表面的なことだけでなく込み入ったことも相談に乗ってくれたり対応してくれたりします。
このことからもわかるように経験者であればあるほど、ベトナムに古くからある人材紹介会社を利用することが良いです。また古くからある人材紹介会社には製造業を担当するエージェントや製造業に詳しいエージェントがいるので、最適な職場を見つけてくれます。募集が行われていなくても、日系製造業との関係から推薦してくれ転職を成功するということも良くあります。

ベトナムにある人材紹介会社を紹介します。
製造業への転職を成功させるための人材紹介会社 キャリアリンクベトナム
AGSリクルートメントなら製造業への転職が出来ます

その9、給料交渉
転職時に給料交渉を行って良いと思っている人が多く見られますが、日系企業の場合はあまり良く思われないです。しかし、人材紹介会社を利用すると代わりに交渉をしてくれるので悪い印象を与えることなくスムーズに運びます。

その10、転職に有利な時期
日本ですと5月や10月などと言われますが、ベトナムの場合は特にありません。ただ1月・2月はベトナムの正月があり10日前後の長期休暇があるため、製造業にとっては慌ただしくなりがちです。そのため、この時期だけは外した方が良いです。